市場課題|妊婦の活動量と職場での業務調整に課題

妊娠中の活動量が不足
日本では、国際的に推奨される活動量を満たす妊婦は少ないといわれています。背景には、「妊娠したらできるだけ安静にしたほうがよい」という根強い安静志向があります。妊娠中の適度な身体活動は妊娠合併症(妊娠をきっかけに母体に起こる病気)のリスク低減につながるとされ、活動量の不足が続けば合併症を防ぐ機会を逃しかねません。
職場での業務調整が難しい
妊娠中は体調変化が起こりやすいため、働く妊婦の業務量を体調に合わせて調整するのは難しい面があります。妊婦は体調の不安を職場に伝えにくく、上司はどこまで体調を尋ねてよいか迷うため、調整は後回しになりがちです。調整が遅れれば、体調を崩して休職や離職に至る恐れがあります。
他にも、晩婚化に伴って増えている高齢妊娠、妊娠中に起こり得る心の不調、出産後に始まる共同育児への備え、といった課題があるといわれています。
- 妊娠合併症妊娠をきっかけに母体に起こる病気の総称。妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などがあり、母体だけでなく胎児の発育や早産にも影響することがある。






