市場課題|ドローンの安全運航は、上空の風の把握に課題がある

低空の突風が飛行の安全を脅かす
ドローンや空飛ぶクルマの運航では、地上付近の突風や乱気流が安全を左右します。地上付近の風は乱れが多く、大小さまざまな乱流が生じ、機体の安全運航にとって大きな脅威です。風の動きを見通せなければ、飛行ルートの判断が難しくなります。
上空や海上の風は測りにくい
ドローンが飛ぶ高度100m程度の上空や海上の風は、測定が難しい状況でした。従来の風速計は、風杯(風を受けて回るカップ)でその場の風速を測る1点観測で、他社製の大型ドップラー・ライダーには、重量が約2トン、大きさが約2m四方のものがあり、機動的な観測には向きにくい大きさです。上空や海上の風の広がりを面でつかめなければ、安全な飛行経路の選択が限られます。
他にも、地方空港でのウインドシア(地上付近で風向きが急に変わる現象)の把握、洋上の風況の観測、都市でのゲリラ豪雨の予兆の把握、といった課題があるといわれています。
- 乱流流体の速度や向きが、時間的にも空間的にも不規則に変動する流れを指す。風では、建物や地形の影響で、突風や急な風向きの変化となって現れる。


