市場課題|包装の噛み込みは目で見つけにくい

噛み込みで袋の気密性が低下
シール部に内容物がはさまる「噛み込み」が起きると、袋の気密性が損なわれます。食品の小袋は、フィルムを熱で圧着するヒートシールで閉じられており、粉や液体がはさまった部分にはすき間が生じかねません。気密性が保てない袋は、カビや中身の変質、漏れの原因になり、見逃せば不良品として市場へ出る恐れがあります。
目視の検査は基準が定まらない
目視による噛み込みの確認は、作業者の熟練度で判定の基準がばらつき、見逃しが起きることがあります。人手が少ないときは検査の速度も落ち、生産の効率が下がります。見逃した不良品が出荷されると、クレームにつながりかねません。
他にも、検査を担う人員の確保、中身が見えないアルミ蒸着フィルム(アルミを薄く付けたフィルム)の袋の確認、HACCP(食品の衛生管理の手法)で求められる検査結果の記録、といった課題があるといわれています。
- ヒートシール熱と圧力を加えて、プラスチックフィルムどうしを溶かして貼り合わせ、袋を閉じる方法。食品や医薬品の小袋に広く使われ、貼り合わせた部分に異物がはさまると、そこから空気や水分が出入りしやすくなる。


