市場課題|温度センサでは、熱の動きを捉えるのが遅れやすい

温度の上昇を待つ検知の遅れ
一般的な温度センサは、熱が伝わって部品の温度が上がってから、はじめて変化を示します。そのため、熱が流れ始めた瞬間と、センサが変化を示す時点との間に、時間差が生じやすくなります。バッテリーの発熱のように、変化の早さが問われる場面では、この遅れが課題になりやすい状況です。
多数の点を測る際の妨げ
従来のセンサは厚みや大きさがあり、小さな部品の近くに多数並べると、熱の流れそのものを変えてしまうため、多数の点を測る際の妨げになります。機器の内部では、熱の発生源が一か所とは限らず、複数の位置の熱の動きを見たい場面が多くあります。そのため、多数の点を常時見守るには、薄くて小型のセンサが必要です。
他にも、バッテリーの異常発熱の予兆検知、パワー半導体の故障予知、工場の熱管理、といった課題があるといわれています。
- 熱流束単位時間に、単位面積を通って移動する熱の量を指す。温度が「どれだけ高いか」ではなく、熱が「どれだけ流れているか」を表す量で、単位はW/m²で表される。


