ニュース紹介
「地球観測衛星しきさいから沿岸域の「ブルーカーボン」を広域的に把握する新たな可能性―相模湾・駿河湾で衛星観測による懸濁物質量と河川・海草藻場との関係を確認―」
京都大学大学院情報学研究科の土居秀幸氏らの研究グループは、日本の地球観測衛星GCOM-C「しきさい」の観測データから推定される全懸濁物質を用いて、沿岸域のブルーカーボン分布を広域的に把握できる可能性を検証したと発表しました。2023年の観測から得た全懸濁物質量を、相模湾と駿河湾で河口からの距離および海草藻場の分布と比べたところ、両湾で河口から離れるほど値が有意に低下しました。環境省の調査で海草藻場が確認されている場所では、周辺の沿岸海域より値が有意に高くなりました。これらの結果は、全懸濁物質量がブルーカーボンに関連する粒子状有機物の分布を部分的に反映している可能性を示しています。成果は8月15日付で英文誌Environmental Advancesに発表されました。
出典:京都大学 研究成果 2026年9月11日/掲載誌:Environmental Advances
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2026-09-11



