2026.07.23
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OptQC株式会社/産業技術総合研究所
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元発表:2026.07.21
OptQC、国産光量子コンピュータ1号機「MoQuren」を産総研G-QuATに設置し稼働開始(FrontJournal解説)
ニュース紹介
「OptQCと産総研、光量子コンピュータ1号機『MoQuren』を構築し稼働開始」
光量子コンピュータの研究開発を手掛けるOptQC株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役CEO:高瀬 寛)と、国立研究開発法人産業技術総合研究所(本部:茨城県つくば市、以下「産総研」)は、OptQC製マシンの1号機となる光量子コンピュータ「MoQuren(モクレン)」を、産総研の量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(G-QuAT)に設置し、稼働を開始したと発表しました。同社は今後の一般提供に向けて、シミュレーション機能を同梱した開発者向けソフトウェア開発キット(SDK)の開発を並行して進めています。本取り組みは内閣府総合科学技術・イノベーション会議の橋渡しプログラム(BRIDGE)「商用光量子コンピュータの構築」(研究推進法人:QST)の支援を得ています。
出典:OptQC株式会社 プレスリリース(2026年7月21日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000148901.html
FrontJournalの解説
光方式の量子コンピュータとは
今回のテーマである光量子コンピュータは、光子(光の粒)を量子ビットとして計算を行う方式で、現在主流の超伝導方式などと並ぶ量子コンピューティングの有力候補として研究が進んでいます。超伝導方式が極低温での動作を必要とするのに対し、光方式は室温・常圧で動作できるとされ、また既存の光通信技術と親和性が高いことから、装置構成の小型化や省エネルギー化への期待が寄せられている領域です。
①MoQurenの実機稼働と「ABCI-Q」への組込み
OptQCと産総研が発表したのは、OptQC製の1号機「MoQuren」の産総研G-QuATへの設置と稼働開始です。同社は「商用化を見据えた国産の光量子コンピュータが公的機関の研究・開発環境に導入された事例」(自社調べ、2026年7月時点)と位置付けています。産総研G-QuATが構築中の量子・古典融合計算基盤「ABCI-Q」の重要な構成要素(システムO)に、MoQurenが組み込まれる計画で、実機を用いた技術検証を、新薬開発・素材創出・金融最適化・AIモデル構築といった応用課題に向けて進めていくとしています。
②SDK提供による開発者エコシステムの整備
OptQCは、実機提供に先立ち、光量子アーキテクチャに対応した開発者向けSDKの無償提供を予定しています。SDKにはシミュレーション機能が同梱され、ユーザーは実機へのアクセスを待たずに、自身のPC環境などで量子アルゴリズムの論理的な動作を事前検証できるとしています。あわせて、SDKの使い方を学べるドキュメントや、ブラウザ上でシミュレータを動かせるサンプルコードを、独自のサービスサイトを通じて順次公開する計画です。これにより、企業や研究機関による早期のアプリケーション開発を後押しする狙いです。
編集部からひとこと
今回の発表は、実機の設置と稼働開始という段階の話であり、企業向けの実機計算サービスの一般提供時期や、量子ビット数などの詳細スペックは公表資料には示されていません。国内で複数の量子コンピュータ方式が並行して進む中、光方式の実機が産総研G-QuATに入ったことで、方式間の性能比較や用途探索が現場で進みやすくなることが期待されます。詳細はOptQC公式サイトおよびPR TIMES掲載のプレスリリースをご参照ください。
本記事は、FrontJournalが公開情報をもとに独自に分析した第三者コンテンツであり、対象企業・研究機関の公式見解ではありません。
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