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「「超音速渦の窓」で大気と真空をつなぐための新技術」
理化学研究所仁科加速器科学研究センターの今尾浩士チームリーダー、三宅泰斗技師、奥野広樹副部長と、長岡技術科学大学技学研究院の高橋一匡准教授らの共同研究グループは、固体の仕切りのない窓でガス空間と真空空間の圧力差を保ち、物質を通せる「超音速渦の窓」で、圧力差を大幅に広げる新たな運転方法の開発に成功しました。
ガス空間と真空空間を仕切る固体の窓は、物質を通せないうえ、高出力レーザーや粒子ビームでは加熱や損傷を引き起こします。一方、超音速ガス流を利用した空力窓の一種である超音速渦の窓は、渦が生む圧力差で両空間を隔てますが、より低圧の真空空間との間に大きな圧力差を生む理想的な渦をつくれないことが課題でした。
本研究では、理想的な渦をつくろうとする従来の考え方から発想を変え、あえて両空間の圧力差を広げることで、渦が自ら流れを変えて圧力差に適応することを発見しました。この性質を利用した新たな運転方法により、15ミリメートル径の開口を保ったまま窓の両側で約200倍の圧力比を実現しています。本研究成果は科学雑誌『Review of Scientific Instruments』オンライン版に8月6日付で掲載されました。
出典:理化学研究所 2026年8月27日 プレスリリース
https://www.riken.jp/press/2026/20260827_1/index.html



