市場課題|アルポート症候群は若いうちに腎不全へ進みやすい

若年で腎不全に進みやすい
アルポート症候群は、若いうちに末期腎不全へ進みやすい遺伝性の病気です。患者の約9割はX染色体連鎖型で、この病気は若い年代で透析を始める主な原因とされています。透析や腎移植が必要になると、患者は若いうちから長く治療の負担を背負います。
既存薬では進行を止めにくい
既存の薬だけでは、アルポート症候群の進行を止めることは困難です。現在の治療はレニン・アンジオテンシン系阻害薬(血圧を上げるホルモンの働きを抑える薬)で腎臓を保護する方法が中心で、原因に直接働く治療法は確立されていません。多くの患者は末期腎不全へ進むとされ、別の経路から腎臓の障害を抑える薬が求められています。
他にも、透析や腎移植の後も続く難聴や視力の障害、といった課題があるといわれています。
- 末期腎不全腎臓の働きが大きく低下し、血液中の老廃物や余分な水分を尿として排出できなくなった状態を指す。生命を保つには透析か腎移植が必要になる。アルポート症候群では、この状態に若い年齢で至る例が多い。





