市場課題|農業の担い手が減り、果樹園の運搬が重い負担に

担い手が減り作業の維持が困難
農業を主な仕事とする人が大きく減り、農作業の人手の確保が難しくなっています。2025年の基幹的農業従事者は102万人で、2000年の240万人から半分以下に減り、平均年齢は67.6歳でした。今後も減少が見込まれ、少ない人数で広い農地を担う必要があります。
凹凸の園内は運搬機械化が難しい
果樹園は地面の凹凸やぬかるみが多く、運搬を機械に任せにくいため、人が荷を運ぶ場面が多く残っています。りんご農園では、収穫したりんごを入れるかごは1つ20kgあり、農園全体で1日に合計5,000kgを出荷場所まで人力で運ぶ例もあります。この運搬を人力で続けると、高齢の作業者ほど体への負担が大きくなりかねません。
他にも、木の根元や支柱を避けながら進める草刈りの手間、肥料や農薬を散布する作業の労力、傾斜地での作業の危険、といった課題があるといわれています。
- 基幹的農業従事者ふだん仕事として主に自営農業に従事している人を指す。農林水産省が農林業センサスで集計しており、農業の担い手がどれだけいるかを測る代表的な指標として使われている。






