市場課題|IoT機器の増加で広がる、電源確保の負担

センサーの配線と電池交換が負担
IoT機器(インターネットにつながる機器)が増え、センサーなどへの電力供給が課題です。電源ケーブルの敷設には工事が要り、電池式では交換や充電の作業が欠かせず、稼働停止や人件費も生じます。センサーが増えるほど、配線工事と保守の負担は大きくなります。
既存方式は距離か電力に制約
電磁誘導方式は、伝送距離が短く、機器の位置がずれると給電効率が落ちます。空間を伝送する方式のうち、920MHz帯(電波の周波数帯の1つ)は、給電できる電力が小さく、省電力のセンサーなどが対象です。そのため、高出力で頻繁な電池交換が要る用途は、置き換えにくい状況です。
他にも、配線できない加工位置の近くへのセンサーの設置、ロボットや搬送装置のケーブルによる動作の制限、電池切れによるセンサーの測定の中断、といった課題があるといわれています。
- 電磁誘導方式送電側と受電側のコイルの間に生じる磁界を利用して電力を送る方式を指す。距離が近いほど効率が高く、位置がずれると効率が低下する。スマートフォンの充電台などに使われる。


