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「ゴルジ体膜の脂質再編成が細胞内分解系を制御」
理化学研究所開拓研究所 佐甲細胞情報研究室の小林俊秀客員主管研究員、阿部充宏専任研究員、佐甲靖志主任研究員と、順天堂大学大学院薬学研究科の山地俊之教授らの国際共同研究グループは、細胞小器官であるゴルジ体の膜において脂質二重層が再編成されることで、リソソーム酵素の輸送とオートファジーが制御されることを明らかにしました。
本研究では、ゴルジ体、トランスゴルジネットワーク(TGN)およびエンドソームに存在する膜輸送因子GGA1が、細胞質側から作用し、通常はゴルジ体の内腔側にある膜脂質スフィンゴミエリンを脂質二重層の細胞質側へ移動させる「脂質スクランブリング」を誘導することを見いだしました。
この再編成により、リソソーム酵素受容体(マンノース6-リン酸受容体)の輸送が促進されるとともに、オートファゴソームとリソソームの融合が円滑に進行することを明らかにしています。細胞内小器官における脂質スクランブリングの生理機能を示した初めての報告です。本研究は科学雑誌『Science Advances』オンライン版に8月28日付で掲載されました。
出典:理化学研究所 2026年8月29日 プレスリリース
https://www.riken.jp/press/2026/20260829_1/index.html



