2026.08.17
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株式会社東陽テクニカ
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元発表:2026.08.14
東陽テクニカ、産総研G-QuATに20量子ビット機を設置へ
ニュース紹介
「東陽テクニカ、IQM社製 量子コンピューターを産総研「G-QuAT」に設置」
計測ソリューションや量子ソリューションなどを手がける株式会社東陽テクニカ(東京都中央区、社長執行役員:高野俊也)は、IQM Quantum Computers(フィンランド・エスポー本社)製の超電導型量子コンピューター「IQM Radiance20」を、産業技術総合研究所の量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(G-QuAT)に設置することを決定したと発表しました。量子ビット数は20ビットです。設置場所の賃貸借契約は2026年8月6日に締結し、2026年末までに納入、2027年初頭からの稼働開始を予定しています。同社は、民間企業の投資による量子コンピューターの設置は国内初としています。発表では、日本が掲げる2030年目標として「量子技術の国内利用者1,000万人」「量子技術による生産額50兆円」が挙げられています。
出典:株式会社東陽テクニカ 2026年8月14日 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000294.000075068.html
FrontJournalの解説
この研究分野について
量子コンピューターは、量子力学の性質を使って計算する装置です。材料設計や金融の最適化、暗号など、従来のコンピューターでは計算量が膨らむ問題に対する適用が研究されています。
方式は複数あり、今回導入されるのは超電導型です。極低温に冷やした超電導回路で量子ビットをつくる方式で、GoogleやIBMも採用しています。実機は高額かつ運用に専門設備を要するため、国内では研究機関の共用拠点に設置して複数の企業・大学が使う形が中心です。
①民間投資での設置という位置づけ
G-QuATは産業技術総合研究所が運営する、量子とAIの融合技術に関する研究拠点です。これまで国内の量子コンピューターは、国の予算で導入されるものが中心でした。
今回の発表では、民間企業の投資による量子コンピューターの設置は国内初と説明されています。同社は計測機器の輸入・販売を主力とし、量子ソリューションを事業領域の一つに挙げています。
②20量子ビットという規模の意味
導入される「IQM Radiance20」の量子ビット数は20ビットです。現在の超電導型では100ビットを超える機種も発表されていますが、規模の大きさだけが用途を決めるわけではありません。アルゴリズムの検証や人材育成、装置の制御技術の習得といった用途では、実機に触れられること自体が要件になります。
スケジュールは、2026年8月6日に設置場所の賃貸借契約を締結、2026年末までに納入、2027年初頭から稼働開始の予定と発表されています。
編集部からひとこと
量子コンピューターの国内導入は、これまで国の事業として進む例が目立ちました。民間の投資で共用拠点に置くという形は、装置を使う側の裾野をどう広げるかという課題への一つの答えになります。稼働は2027年初頭の予定で、どの分野の利用者が集まるかは今後の発表を待つことになります。
本記事は、FrontJournalが公開情報をもとに独自に分析した第三者コンテンツであり、対象企業・研究機関の公式見解ではありません。
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