ニュース紹介
「ウェハの位置・方向が正確に測定できるアライメント計測システムの高精度化を実現しました」
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と株式会社ニコンは、半導体ウェハの位置・方向を正確に測定するアライメント計測システムの高精度化を実現したと発表しました。具体的には、(1)可視域から近赤外域の広帯域光に対応した新しい光学系の開発、(2)高出力ワイドバンド光源の開発、(3)これらを統合した高精度アライメント計測システムの実証、の3点を実現しています。
従来のシステムでは、アライメントマークを高密度に配置すると検出精度が劣化して計測時間が増大すること、カーボン系ハードマスクやシリコン膜の下にあるマークの検出が困難なことが課題でした。新しいシステムでは色収差を抑制し、厚膜シリコン越しの下層マーク検出を可能にしています。製品化されたアライメントステーション「Litho Booster 1000」では、計測精度が約35%、スループットが約10%向上しました。ニコンはすでに同製品の受注を開始しており、今回搭載されなかった要素技術についても、後継機種への段階的な実装を念頭に開発を継続するとしています。
出典:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 2026年7月29日 プレスリリース
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101956.html



