市場課題|RCS計測は大型の電波暗室を要し、測れる場所が限られる

大型暗室が必要で場所が限られる
RCS計測は、航空機のような大きな測定物を収められる大型の電波暗室を必要とします。従来は、コンパクトレンジ(反射鏡などで平面波を発生させる方式)が使われ、設備の建設に大規模な費用がかかるといわれています。暗室の規模に測定の可否が左右されるため、計測の機会が限られやすい状況です。
大型の測定物は測りにくい
測定物が大きくなるほど、従来方式では必要な暗室も大きくなります。5G通信エリアの拡大手段として検討されるメタサーフェス反射板(電波の反射方向を人工的に制御する板)も、評価にRCSが使われます。評価のたびに大型の暗室を確保する必要があり、開発側の負担が重くなりかねません。
他にも、測定にかかる時間、平面波の均一さの確保、測定環境の調整、といった課題があるといわれています。
- コンパクトレンジ反射鏡などで、波面がそろって進む電波である平面波を発生させ、限られた距離で遠方と同じ条件を得る測定設備を指す。測定物を収める暗室と反射鏡の大きさが、測定できる物体の大きさを左右する。






