市場課題|魚粉の価格が高騰し、養殖飼料の費用が膨らむ

魚粉の高騰で飼料費が増加
養殖魚の飼料に多く使われてきた魚粉は、価格の高騰が続いています。原料の魚は天然資源であるうえ、新興国で水産物の消費が増えて養殖の需要が世界的に伸び、国際情勢の緊迫も価格を押し上げてきました。飼料費が膨らむほど、養殖業者の経営は圧迫されかねません。
昆虫の飼育は餌代と人件費が負担
魚粉の代わりとして注目される昆虫も、生産には魚粉とは別の費用がかかります。昆虫の飼育では餌代に加え、温度を保つための電気代や、飼育作業の人件費が発生します。こうした費用を下げることが、昆虫を飼料原料として広く使うための課題です。
他にも、魚粉の原料となるカタクチイワシの乱獲による資源の枯渇、遠方から輸入する魚粉の輸送にともなう二酸化炭素の排出、食品工場から毎日大量に出る食品廃棄物の処理、といった課題があるといわれています。
- 魚粉魚を加熱して乾かし、粉末にした飼料原料である。たんぱく質を多く含み、養殖魚の飼料に広く使われてきた。原料の多くはカタクチイワシなどの天然の魚で、漁獲の状況によって価格が変わりやすい。






