市場課題|生活習慣病は気づかれずに進み、健診結果も予防に生かしにくい

自覚のないまま生活習慣病が悪化
糖尿病をはじめとする生活習慣病は、自覚症状のないまま進行しやすい病気です。血糖値の高い状態が続くと血管が傷つき、心筋梗塞や腎不全、脳卒中などの合併症(もとの病気が原因で起こる別の病気)を引き起こします。気づかないまま放置されると、健康寿命(健康上の問題で生活が制限されずに暮らせる期間)が縮み、治療の負担も重くなりかねません。
健診結果の管理と分析が煩雑
従業員の健診結果を予防に生かすには、管理と分析に手間がかかります。健診機関ごとに判定基準や書式が異なり、紙で保管される結果も多く、比較するには整理の作業が欠かせません。中小・中堅企業では産業医や保健師も不足しがちで、健診結果が予防の対策に生かされにくい状況です。
他にも、根拠に基づく健康教育を受ける機会の少なさ、医療へのアクセスの地域差、データに基づく施策づくりの自治体への定着、といった課題があるといわれています。
- 健康寿命健康上の問題で生活が制限されることなく暮らせる期間を指す。平均寿命との差は、介護や治療を受けながら暮らす期間にあたり、男性で約9年、女性で約12年とされる。


