ニュース紹介
「安価な高分子粒子を用いて光触媒反応を加速する反応器」
九州大学大学院工学府の西村和也氏(博士前期課程修了)、大学院工学研究院の松本光助教、矢野武尊助教、長尾匡憲助教、三浦佳子教授らの研究グループは、安価かつ簡便に作製できる高分子の粒子を反応器に充填し、粒子のすき間で光が繰り返し反射される「光閉じ込め効果」を見出したと発表しました。光触媒反応では、反応器を通過した光が外へ逃げるため、投入したエネルギーを十分に活用できず反応効率やエネルギー効率が低いことが課題でした。研究グループは粒子のモデリングと光の通過シミュレーションを行い、粒子のすき間で光が繰り返し反射し、反応器内に長く留まっていることを明らかにしたとしています。これにより微弱な照射でも光触媒反応を加速でき、医薬や染料の原料となるアントラキノン類の合成に成功したと説明しています。光触媒自体を改変することなく光閉じ込め効果を発現する反応器は例がないとしています。成果はElsevier社の国際誌Chemical Engineering Journalに2026年6月1日に公開されました。
出典:九州大学 2026年8月4日 プレスリリース
https://www.kyushu-u.ac.jp/f/67069/26_0804_01.pdf



