市場課題|細い剪定枝が使われず和紙の産地もない

細い剪定枝が野焼きで負担に
青森県のりんご畑では、毎年出る剪定枝(実を育てるために切り落とす枝)のうち細い枝は、使い道のないまま処理されています。りんご剪定枝の年間発生量はおよそ15万トンで、そのうち3割にあたる細い枝およそ4.5万トンは、その大半が園内で野焼きされています。野焼きでも農家は枝を集める手間を負い、収入を生まない作業が毎年発生する状態です。
産地が無く和紙を県外仕入れ
青森の祭りや伝統工芸の担い手は、和紙を県外からの仕入れに頼ってきました。ねぷたや津軽凧には和紙が欠かせませんが、東北で和紙の産地を持たないのは青森県だけといわれています。県内に和紙の産地がないため、祭りの道具に使う和紙を県外から仕入れる状態が続きます。
他にも、剪定枝を集める手間、りんご以外の未利用資源の活用、和紙の県外調達に伴う負担、といった課題があるといわれています。
- 剪定枝果樹の形を整え、日当たりや実の付き方を良くするために切り落とす枝を指す。りんごの栽培では毎年決まった時期に大量に発生する。細い枝は集める手間に見合う用途が少なく、処分されることが多い。






