市場課題|保守と教育が行き届かず、高額な機器が活用されにくい

高額な機器が活用されにくい
一部の途上国では、高額な医療機器を導入しても、サポート体制の不備や検査スタッフの不足から十分に活用されていない現状が指摘されています。代表の稲垣大輔氏がボランティアで訪れたカンボジアの透析専門クリニックでは、血液透析器(腎臓の代わりに血液を浄化する装置)10台のうち8台が故障して使えず、治療できる患者は3名にとどまっていました。稼働できる装置が減れば、治療を受けられる患者も減ります。
遠方からの保守が届きにくい
遠方の販売業者による保守は、海外渡航が制限されると届きにくくなります。カンボジアの事例では、コロナ禍で渡航が制限され、シンガポールの販売業者から保守要員も補修用部品も届けられない状況が続きました。支援が届かなければ、復旧が長引きかねません。
他にも、点検記録の管理、保守要員の確保、補修用部品の調達、現場スタッフの教育、といった課題があるといわれています。
- 血液透析腎臓の働きが低下した患者の血液を、体外の装置に通して老廃物や余分な水分を取り除く治療である。装置が故障すると治療を行えないため、日常の点検と保守が欠かせない。






