市場課題|飲み水の確保に電源が要り、浄水設備の負担も重い

飲み水の確保に電源が必要
従来のRO膜浄水器は、水道水圧では駆動しにくく、ポンプなどの電源による加圧が欠かせません。水道水をそのまま飲める国は世界でも10数か国にとどまり、アジアやアフリカの多くの国では水質が飲用に適さないため、浄水器の需要は高まっています。電力が不安定な地域や災害時には、安全な飲み水を確保する手段が限られるおそれがあります。
塩素で膜が劣化し前処理が必要
水道水には消毒用の塩素が残っており、従来のRO膜は塩素で劣化しやすいため、前処理に活性炭が必要です。さらに、低い圧力では膜の分離性能が大きく下がります。塩素による劣化で膜の寿命が短く、前処理の部材も要るため、浄水器のコストが高くなる点が課題です。
他にも、水の通りにくさを示す透水性の低さ、浄水回収率の低さ、膜表面の汚れやすさ、といった課題があるといわれています。
- 逆浸透膜ほぼ水の分子だけを通し、塩分などの不純物を取り除く膜を指す。水に圧力をかけて膜を通過させる。略称はRO膜。






