市場課題|においの品質評価は人の感覚に左右される

においの評価が人でぶれる
においの品質評価は、評価する人によって結果がぶれやすいことが課題です。食品や化粧品、洗剤の現場では、人が嗅いで判断する官能評価(人の五感で製品の品質を評価する方法)を使う場面があります。ある洗剤メーカーの導入事例では、担当者自身が判断に自信を持ちにくく、他部門との合意形成に時間がかかっていました。
賞味期限を延ばす根拠が不足
食品の賞味期限を延ばすには、品質が保たれていることを示すデータが欠かせません。食品ロス削減の要請を受けて各社は保存条件や処方を見直していますが、期限の設定には主に官能評価や微生物学的試験が使われてきました。香りや風味の小さな変化を数値で示せなければ、期限を延ばす判断の根拠が弱くなります。
他にも、クレーム再発防止策の立案、食品の安全性の担保、開発効率の向上、といった課題があるといわれています。
- 官能評価人の視覚・嗅覚・味覚などの感覚を使って、製品の品質や特徴を評価する方法を指す。食品や化粧品の開発・検査で広く使われるが、評価者の体調や経験によって結果にばらつきが出やすい。


