市場課題|紙の記録と搬送時の連絡が分断され、母子の情報を活用しにくい

紙の手帳は記録を活用しにくい
冊子の母子健康手帳に書かれた記録は、データとして集めにくく、将来の健康管理や予防医療に生かしにくい状態です。手帳には、妊娠中の経過や乳幼児の成長など、母子の健康を長く追える情報が詰まっています。このままでは、母子の将来の疾病予防に役立つといわれる記録が、活用されないままになりかねません。
搬送時の情報共有が遅れやすい
周産期(妊娠22週以降から生後7日未満の期間)の緊急搬送では、岡山県で従来、紹介状のFAX(ファクシミリ)送付や、搬送先への到着後の情報交換によって患者情報を共有していました。情報の伝え方が不便なうえに過不足も起きやすく、医療従事者の業務負担は大きくなります。受け入れる病院も、到着前に対応を準備しにくい状況です。
他にも、災害時の病院どうしの情報連携、感染症患者の搬送への対応、救急隊との情報連携、といった課題があるといわれています。
- 周産期妊娠22週以降から生後7日未満までの期間を指す。母子の生命に関わる緊急事態が高い割合で起こる時期とされ、搬送の判断が必要になる場面も多い。


