ニュース紹介
「AIで人工衛星の表面帯電を自動検出する手法を開発」
九州工業大学大学院工学研究院宇宙システム工学研究系の寺本万里子准教授と、宇宙航空研究開発機構(JAXA)研究開発部門第一研究ユニットの奥村哲平主任研究開発員は、両機関の共同研究において、人工知能(AI)を用いて約19年分の人工衛星の観測データを解析し、衛星表面の帯電現象を自動的に検出する手法を開発しました。あわせて、人工衛星が帯電しやすい宇宙環境の特徴を明らかにしました。解析は新潟大学の飯田佑輔准教授から、AIの検証方法について専門的な助言を受けながら実施しています。
手法には、AIの一種である畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を用い、約3,000件の帯電イベントを抽出しました。その結果、オーロラを起こす電子が人工衛星の帯電を強める一方で、衛星の周りにある電離圏のプラズマが帯電を抑える働きをしていることが分かりました。成果は、米国地球物理学連合(AGU)が発行する学術誌「Space Weather」に掲載されました(DOI:10.1029/2026SW004944)。
出典:国立大学法人九州工業大学 2026年10月28日 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000141930.html



