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「tRNA前駆体が生育温度を感知する~熱ストレスで増加するキャップ化tRNA前駆体がたんぱく質合成を抑制する~」
東京大学大学院工学系研究科の鈴木勉教授、大平高之助教らの研究グループは、出芽酵母において、tRNA前駆体(pre-tRNA)が生育温度に応答してキャップ修飾を受ける現象を発見しました。37℃の培養下ではキャップ化されたtRNA前駆体が顕著に増加することを確認。新たに開発した「CaSh-seq法」により、酵母の全tRNA遺伝子について転写地図を作成しました。試験管内での実験では、キャップ化されたtRNA前駆体が翻訳開始因子eIF4Eと結合し、キャップ依存的な翻訳を選択的に抑制することが示されました。研究チームは、tRNA前駆体が温度変化を感知して翻訳を制御する分子センサーとして機能する新たな翻訳調節因子であると位置付けています。研究成果は「Nature Communications」に掲載されました。
出典:科学技術振興機構(JST)・東京大学 2026年8月7日 プレスリリース
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20260807/index.html




