ニュース紹介
「ヒト膜タンパク質のダイナミックな動きを高感度でとらえる技術を開発-創薬標的分子が機能するメカニズムの解明に期待-」
東京大学 大学院薬学系研究科の竹内恒教授らと、理化学研究所 生命医科学研究センターの嶋田一夫チームディレクター(研究当時)、千葉大学、大阪大学らによる研究チームは、溶液中での生体分子の動きを原子分解能で解析できる核磁気共鳴(NMR)法を用いて、ヒトの膜タンパク質のダイナミックな動きを高感度に観測する技術を新たに開発しました。
本研究では創薬標的の50%を占めるとされるヒト膜タンパク質を高効率に生産できるヒト細胞を用いて、従来は困難であるとされた高度な重水素標識を可能とする技術を開発し、NMR法を用いたヒトの膜タンパク質の解析で従来の約4倍の高感度化を達成しました。
本技術は、重要な創薬標的である膜タンパク質の機能解明に役立つ他、生きた細胞内のタンパク質を原子分解能で解析するインセルNMR法にも応用できることから、創薬研究を含めた様々な応用研究が期待できるとしています。論文は2026年9月25日に「Journal of the American Chemical Society」に掲載されました。
出典:東京大学・理化学研究所ほか 2026年9月25日 プレスリリース
https://www.riken.jp/press/2026/20260925_2/index.html



