2026.08.24 Frontier Innovations株式会社 元発表:2026.08.20

Frontier Innovations、宇宙推進機を開発するLetaraへ追加投資

ニュース紹介

「宇宙機用ハイブリッド化学推進機を開発する北大発のJAXAパートナースタートアップ Letaraに追加投資」

Frontier Innovations株式会社(東京都中央区日本橋室町、代表取締役社長:西村竜彦)が運営するFrontier Innovations 1号投資事業有限責任組合は、Letara株式会社(北海道札幌市、代表者:平井翔大、ケンプス・ランドン・トマス)へ追加投資したと発表しました。Letaraは、燃料に固体プラスチックを使用するアプローチで宇宙機用ハイブリッド化学推進機を開発する北海道大学発ベンチャーで、JAXAパートナースタートアップとしても登録されています。同社はアンカーLP出資者であるJAXAと連携し、シード・アーリーステージを中心とした技術ベンチャー企業などにハンズオン投資を行っているとしています。発表では、人工衛星や宇宙輸送機の打上げが増加し、宇宙空間での移動ニーズも高まる中、安全かつ高推力な宇宙用推進系の需要が拡大していると説明されています。Letaraが開発するハイブリッド化学推進機は、安全性・推力に加え、経済性や再点火性も兼ね備えており、今後の宇宙輸送インフラを支える技術となることが期待されるとしています。当ファンドが2025年にLetaraへ出資して以降、LetaraはNEDOの「ディープテック・スタートアップ支援事業」においてSTSからPCAフェーズへとステージを進めるとともに、事業面では官民両方から案件を受注するなど進捗しており、これらを評価して本資金調達ラウンドの追加投資に至ったと説明しています。

出典:Frontier Innovations株式会社 2026年8月20日 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000159386.html

FrontJournalの解説

この研究分野について

人工衛星は、打ち上げられた後も軌道の調整や姿勢の制御に推進力を必要とします。この装置が宇宙用推進機です。

従来はヒドラジンという毒性の高い燃料が広く使われてきました。取り扱いに専用の設備と防護が要るため、打ち上げ準備の費用と期間に影響します。安全に扱える推進機への置き換えが進んでいます。

①固体プラスチックを燃料に使う

Letaraは北海道大学発のベンチャーで、燃料に固体プラスチックを使うハイブリッド化学推進機を開発しています。JAXAパートナースタートアップとしても登録されています。

発表では、この推進機が安全性・推力に加え、経済性や再点火性も兼ね備えていると説明されています。再点火性は、軌道上で複数回の噴射が必要な用途で効いてきます。

②出資後の進捗を評価しての追加

投資したのはFrontier Innovations 1号投資事業有限責任組合で、JAXAがアンカーLP出資者として参加するファンドです。

2025年の出資以降、LetaraはNEDOの「ディープテック・スタートアップ支援事業」でSTSからPCAフェーズへ進み、事業面では官民両方から案件を受注したとしています。これらの進捗を評価して追加投資に至ったと説明されています。

編集部からひとこと

追加投資は、前回の出資時に置いた見立てが実際どうだったかの答え合わせにあたります。今回は補助事業のフェーズ進行と受注実績という、外から確認できる指標が挙げられています。宇宙用推進機は衛星が増えるほど需要が伸びる位置にあり、市場の側の追い風も背景にあります。

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本記事は、FrontJournalが公開情報をもとに独自に分析した第三者コンテンツであり、対象企業・研究機関の公式見解ではありません。

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