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「冬の低温が植物再生を促進する仕組みを解明」
理化学研究所環境資源科学研究センターの杉本慶子チームディレクター(東京大学教授)、フン・フユ氏(国立中興大学准教授、研究当時は理研訪問研究員)らと、マドリード工科大学、国立台湾大学による国際共同研究グループは、長期間の低温が植物の再生能力を高める仕組みを解明したと発表しました。園芸分野では冬季の低温を経た後に発根が促進されることや接ぎ木の成功率が上がることが経験的に知られていましたが、その分子メカニズムは未解明でした。研究グループは、シロイヌナズナを1日から8週間にわたり摂氏4度で低温処理し、胚軸を切断した後の茎葉再生と根再生を観察しました。あわせてRNA-seqとChIP-seqにより遺伝子発現と転写因子の結合部位を解析しています。その結果、CBF-HAG1複合体がヒストンアセチル化を介して再生制御因子WOX5の発現を活性化することで再生能力が向上する機構を発見したとしています。促進効果は4〜5週間目から現れ始め、6〜8週間の低温処理でカルス形成が顕著に増加したと報告されています。成果は学術誌 Developmental Cell のオンライン版(2026年8月12日付)に掲載されました。
出典:理化学研究所 2026年8月13日 プレスリリース
https://www.riken.jp/press/2026/20260813_1/index.html



