ニュース紹介
「分子の"集団的ふるまい"が結晶を動かす~分子の整列と結晶の変形が手を取りあう新しい状態「協奏的超構造」を発見~」
東京大学生産技術研究所の金澤直也准教授、松岡秀樹特任助教、東京大学大学院工学系研究科の植田大雅大学院生、東京大学大学院新領域創成科学研究科の鬼頭俊介助教、有馬孝尚教授、高輝度光科学研究センター(JASRI)の中村唯我研究員らの研究グループは、無機層状結晶の層間に有機分子を挿入した「分子インターカレーション超格子」において、分子の整列と無機結晶の長周期な変形が同時に現れる新しい状態「協奏的超構造(Cooperative Superstructure:CSS)」を発見しました。研究グループは、層状結晶NbSe₂(二セレン化ニオブ)の層間に有機分子を挿入し、放射光X線回折などによりこの現象を捉えました。この相転移は分子のゆるやかな集団運動に律速されるため、冷却速度を制御することで秩序状態と凍結した無秩序状態を作り分けられることも示されました。研究成果は「Science Advances」に2026年8月5日付で掲載されました。
出典:科学技術振興機構(JST) 2026年8月6日 プレスリリース
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20260806/index.html




